wavlink WL-UMD502 USB-C Triple Display Docking レビュー
公開: 2022年07月26日
wavlink WL-UMD502 USB-C Triple Display Docking レビュー
wavlink WL-UMD502 USB-C Triple Display Docking レビュー です。
WL-UMD502 は type-C 接続の トリプルディスプレイ可能な ハブです。 USB type-C一本で充電、二画面映像出力をやりたくて買いましたので、レビューします。
目次
パッケージ
Amazonで購入しました。
商品名はWAVLINK USB C Hub/Mini Docking Station, 13-in-1 Triple Display Type-C Adapter with 2 HDMI, Display Port, Ethernet, 3 USB 3.0, 2 USB 2.0, SD/TF Card Reader, Audio Jack, 87W PD3.0 for Windows Mac
です。
特徴としては、デジタル出力系のHDMIとDisplayPortがあり、合計三画面出力できるところだ。
USB3.0ポートやSDカードスロット、有線LANポートもあり、非常に充実している。
MST形式のディスプレイ分岐を使用
この手のUSB type-cハブの映像出力は内部ではDisplayPortのプロトコルが使われている。
DisplayPortにはSSTとMST方式があり、MST形式に対応していると、いわゆるデイジーチェーン接続が可能だ。
これはカスケード接続することができて、一本のdisplayPortで複数のモニタを出力できるというもの。
普通はモニタ同士で接続するが、それができるモニタは高級機種が多い。(EIZOとかDELLの上位機種とか)
そのMST方式をハブで実現したのが、この手の商品だ。
MacはMST方式に対応していないので、デイジーチェーン接続やこのハブを使ってもモニタを拡張接続できず、ミラーリングしか使うことができない。
WindowsはもちろんMSTに対応しているので、複数画面の拡張が可能だ。
皮肉なことに、IntelMacの場合MacOSだと一画面分しか拡張できないが、bootcampしてWindowsOSを起動すると拡張出力ができる。(OSが対応しているかどうかなので)
WL-UMD502の外見
外見の写真をあげておく。
つくりはよく、品質は高そう。
USBポートが多い。
WQHD(2560 x 1440) x 2 は出力不可だった
私のデスク環境はEIZOのWQHD(60hz) と DELLのWQHDだ。
これにノートPCの画面を加えて、トリプルディスプレイにしている。
製品説明だと4K(30hz) x2 まで対応しているということだったので、
WQHD x2 (60hz) はいけるものだと思った。
しかし、残念ながら片方のみWQHDでもう一つのモニタは1920x1080のフルHDどまりだった。
DisplayPortでは 4K 60Hz x2台は無理
DisplayPortの規格上複数のMST出力には限界があることがわかった。
できればWQHD x2 (60hz) をtype-C 一本で実現したい。
このような製品があればDisplayLink
というUSBの帯域で映像出力が可能だ。
このためDisplayPortプロトコルには依存しないので、帯域が許す範囲でいくらでもモニタが拡張できる。すごい。
なお、転送処理にCPUを消費するので、少々PC側の負荷は重くなる。
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値段が25000円ととてつもなく高いが、唯一無二のDisplayLinkなので、仕方ないだろう。